知人が、技術検証に利用した太陽光パネルを無償で提供してくれるというので、ありがたくゆずり受けることにした。
ただし、私の行う検証結果をフィードバックするという条件が付いた。
電力変換装置を試作しつつ、家で使う電気を一部まかなわせる計画の実行開始だ。
それぞれ発電量150~190W/枚の通常屋根に設置するタイプ。1枚は畳1畳ぐらいの大きさで、15~20kgもある。
入手したパネルは以下の3種類を2枚ずつ。
・シャープNU-180LW 180W 単結晶
・シャープNA-HSL8G 128W 薄膜
・NexPowerNT-145AX 145W 薄膜
インターネットをかなり調べてみたが、太陽光発電の制御技術に関する情報は、意外と少ないことが判明。いくつかネットで紹介されているMPPT自作記事は、小型のパネル用のものであり、あまり参考にならない模様。
なぜに情報が少ないのか。電力に関わることは、火事や感電事故などに直結するため、あまり後悔しないのが業界の姿勢なのか。かといって、現在の世の中の状況を考えれば、需要は多かろうと思われるのだが。
いずれにせよ、情報の少ない中で、自らが試しながら進めていかなければならないという覚悟を持ったほうがよさそうだ。勉強しつつ、実験を通して分かったことやたまったノウハウをこのサイトで紹介し、何らかのお役にたつことを願おうと思う。
写真の左側のパネルはNexPowerの薄膜、右はシャープの単結晶。結晶型は、パネルの表面にセルがたくさん並べられ、その上を銀の電極線が走っているのが特徴的で、薄膜タイプはべたっとした黒い表面が特徴的。