オフグリッド電力システムの導入(3) 導入機材

システム構成が決まれば、次は実際の機器類の検討だ。

利用する太陽光パネルと蓄電池は、ふだんからお世話になっている『NPO法人 非電化地域の人々に蓄電池をおくる会』の鈴木代表に提供いただくことを想定してシステム構成を検討したので機材は決定済み。

電力制御機材は防水のウォルボックスを採用した。しかし、中身はこれから作らなければならない。開発については、後ほど解説しよう。

次に負荷機材。今回のシステムで、負荷機器のメインは照明機器だ。

私の開発しているオフグリッド直流電力システムは、直流バスラインにDC48Vを採用している。安全性や標準動向を勘案して決定したものだ。しかし、世の中でオフグリッドとして利用されているのは、自動車用バッテリを基本にしたものがほとんどで、DC12V、24Vに接続する負荷機器は存在するが、DC48Vに機器はほとんど無い。海外でもあまり状況は変わらず、意外と負荷機器を探すのに苦労をした。

eBayなど、海外ネット通販サイトを探したが、DC48Vの直管型LED照明はほとんど存在しない。どんずまった挙句、苦し紛れで24Vの照明機器を販売している中国の会社に直接問い合せた。オフグリッド直流電力システムを説明し、48V対応の直管型LED照明機器の提供を打診してみた。そうしたところ、幸いにも要求仕様で製造してくれることとなった。

何事も、やってみなければならないということ。無いから、最初からあきらめてはいけないことを実感。(それにしても、要望を受けてから探すなど、無謀もいいところという声もある)

仕様の検討結果から18W、120cm、明るさ1700lmの白暖色照明をまずは20本製造してもらい輸入した。自宅の環境で評価・検証し、十分な品質であることを確認してから追加で20本購入した。

停電時等に携帯電話の充電ができるようにしてほしいとの要望に応えるため、USB充電ポートを4つ持ったスマホ用充電器を海外から調達。

必要最低限の家電が使えるように、DC48V対応のAC100V/800Wのインバータも海外から調達した。

結局、すべての負荷機器は、日本国内では調達が難しく、直接中国の会社と交渉して購入することになった。中国というと、品質や対応、決済で心配もあるが、少なくとも、今回対応していただいた会社の担当者は総じて丁寧で、問題なく、とても気持ちよく取引ができた。

前回へ  次回へ

(Visited 180 times, 1 visits today)
スポンサーリンク

シェアする

フォローする