PIC版シャッターテスタ (10) ケース加工

ケース加工は、結構面倒くさい。1つ2つなら、実物を当てて穴の位置決めをすればよいが、基板を設計して数を作るとなると、ケースの正確な位置にいくつも穴を開けなければならない。そのための秘密兵器を購入した。

プロクソンのドリルスタンドとマイクロクロステーブルだ。特に、マイクロクロステーブルは、ダイヤルを1回転すると1mm正確に位置を移動することができる。これを使いこなせば、ケースを正確に加工することができるはず。

s-コピー ~ 20150425プロクソンドリルスタンド003

そうは言いながら、どうやれば正確に位置を決められるのか。ドリルの位置は、固定的ではない。スタンドの上部を上げ下げする際に左右にも振れるので、ドリル位置は変わってしまう。クロステーブルも、ダイヤルを回せば台は前後左右に動いてしまう。意外と利用するには工夫が必要そうだ。

20150509_142234

テーブル上に加工対象のケースをずれないよう固定する治具を作り、ドリル原点に正確に合せてからダイヤルで位置を決める方法を編み出した。(別に、たいしたことではないが。。。。)

これによって、正確に位置決めして穴を開けることができるようになった。

その前に、きちんと加工図面は書きましょう。設計図を描いておかないと、再現ができなくなってしまいます。面倒なのだが、面倒くさがらずにきちんと図面起こしすることは大切です。

20150509シャッターテスタケース加工

こうして、無事にケースの加工ができた。しかし、ドリル穴は綺麗に空けられるが、四角い穴を綺麗に開ける方法はないものか。ダイヤモンドカッターで空けたら、プラスチックがとけて今ひとつ綺麗な直線にならない。もうひと工夫必要そうだ。

20150509_170702

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