さすがに中国製のチープな商品だけでは十分ではないので、日本の会社が販売している別の2製品についても基板を確認してみた。
一番左が前回分析した基板で、真ん中と右側が日本の商品だ。販売価格で言えば、真ん中が1万円弱、右側が1万円強で、中国製とは大きく価格が異なる。
基板上の部品点数から見ても明らかなように、かなり複雑な回路構成となっていることがうかがえる。
一番重要なFMトランスミッタチップについていえば、中と右の商品ではSiliconLabs社のSi47xxという型番のチップが使われていることが分かった。また、回路的には、音声信号を増幅するためのオペアンプが基板上に配置されていることも分かった。音声信号にハイクオリティを求めるとすると、オーディオ用の低雑音タイプのオペアンプが使われているので、相応のコストアップにつながることは容易に想像がつく。
さて、これらを参考にして、どうやって安価な装置を開発すればよいか、検討を進めなければならない。
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