提供元からのお許しをいただき、スマートプラグの改造を試みた。
電力測定結果がクラウドにアップされ、スマホで確認できる機能を実現しようとすると、一般的には2~3万円の機器を購入しなければならない。それと同等の機能を実現できるのではないか。
ただ、現在の形状だとコンセントに接続できる機器個別に測定することしかできない。
そこで、電流センサ部分を外部に引き出して、クランプ型の非接触電流センサを接続できるようにすれば、分電盤などの電力が測定できるようになるはず。
解析した回路図では、2mΩのシャント抵抗で電流を測定している。その部分を外部に引き出す改造案を作成。
実際に改造。。。。メイン基板の中央のコンセント金具の部分に蛇の目基板を入れて、そこに追加回路を構成する。シャント抵抗の両端の配線から外部に線を引き出す。。。。オーマイガ!
その配線パタンは、幅0.3mmほどの細さでかつ、2本の距離が1mmも離れていない。これからそれぞれの線を引き出すことなど、至難の業。
すかさず、ヘッドマウントルーペを購入。こいつは、なかなかに優れもの。細かい作業もすいすい進む。もっと早く買えば良かった。
おかげで、微細部分からのセンサ端子の引出しに成功。ひ弱なパタン面から配線を半田付しているので、取れないようにすかさずホットボンドで固定。
2台を無事に改造することに成功しました。次回は、これを使った電力測定の様子などをレポートしましょう。