久しぶりにソフト開発に精を出してる週末。
2Vto5V2Aアップコンバータのハードウェアは先日作ったので、それに魂を入れるソフトの開発を開始。
使用するCPUは、使い慣れたPIC12F1822。ただ、1822は、ピン数が8本しかない。電源に2本使うので、入出力に6本しか使えない。そのうち、入力電圧、出力電圧、出力電流の計測に3本、PWM信号出力に1本、状態表示LEDに1本使うと残り1本。なかなか厳しい状況。
しかし、開発、デバッグ中は、LEDの表示だけで状態を確認することは、ほとんど困難。そこで、LCDのディスプレイを繋げて、より詳細な情報を確認しながら作業を進めたい。
ということで、開発・デバッグ中は、1822と兄弟プロセッサであるPIC16F1823を使う。1823は14本の足があるため、入出力に余裕があり、LCDディスプレイも余裕で使える。
先ずは、試作基板ではなく、エミュレーションを行うためのテスト回路をブレッドボードに組んで、入力電圧、出力電圧、出力電流をそれぞれボリュームで手動変化させて、PWM波形を確認しながら設計通りに動くかか確認する。いきなり試作基板で動かして、バグによって大切なスイッチングトランジスタを焼損なんて事になったら悲しい。(過去には、何度も、そんな失敗を繰り返しているのだが。。。。)
こうして、ディスプレイにパラメータを表示させつつ、オシロスコープで波形を確認し、不具合箇所を探しながらパソコン上のMPLAB XというPICソフト開発環境でソフト開発を進めるというのが、PICソフト開発のスタイル。
オシロでPWM制御の様子が波形でリアルに確認できることは、とにかくありがたい。これなくして、効率的な開発は、困難と言えるだろう。先日入手したオシロは、それまで利用していたパソコンに接続するタイプと違って、電源を入れるとすぐに立ち上がってくれるので、効率がよいことこの上ない。技術に感謝である。