バッテリ延命機の商品化(2) 蓄電池の評価方法

2次試作機の開発まではこちらで紹介したのでこちらを参照してほしい。2次試作機は、インテリジェントバッテリリフレッシャの機能・性能を高めるために多くの知見を提供してくれた優れた装置だ。10台ほどを作成し、協力者に提供することで、実際にいろいろな環境で利用されている鉛蓄電池に設置して、蓄電池の状態変化を具体的に測定し、効果を測った。その結果に基づき、プログラムや回路を修正し、効果をより高める改善を施す事が出来た。

鉛蓄電池の性能はCCA値と内部抵抗で評価した。CCA値とは、こちらに簡単な解説があるが、バッテリの能力を発揮するには厳しい寒い環境下でエンジンを始動する力を数値化したものと考えればよい。バッテリのサイズ毎に標準的な値が定められており、国際的に標準とされている性能指標だが、日本のバッテリメーカはなぜかこの値を明記していない。標準的な値はバッテリサイズから求めることができる。
CCA値は、新品で満タンの時は高く、放電すると低下していく。古くなると満タン状態でも新品の時に比べて低くなってくる。これが新品の7割程度まで低下するのが交換時といわれている。
もう一つの指標として内部抵抗がある。新品、満タン時点では数mΩで、10mΩを超えると交換時となる。
CCA値も内部抵抗も、通常のテスターでは測定できず、専用のバッテリテスタをいうもので、測定が可能だ。バッテリテスタでは有名なミドトロニクス社製テスタの他に、安価なものもいくつか市販されている。今回は、ミドトロニクスのPBT-300と、安価で入手したBA100という型番のテスタを利用した。価格差は5倍以上あるにもかかわらず、測定結果はそれほど違いがなく、安価でも十分に役に立った。

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