バッテリ延命機の商品化(3) 延命機能の評価結果

1次試作機は、車のバッテリだけでの評価だったが、2次試作機はより具体的な数値での評価を行いためにいろいろな環境の運用中の鉛蓄電池で効果を検証した。主な検証環境は以下の通りだ。
1.自宅のオフグリッド検証システムのバッテリ(24V)
2.車及び寒冷地(北海道)の車のバッテリ(12V)


3.防災用無停電電源装置のバッテリ(24V)
4.トラックのバッテリ(24V)


5.バイクバッテリ(12V)

6.電動フォークリフトのバッテリ(48V)


24V、48Vのバッテリには、2個、4個を12V毎に設置した。
それぞれの環境で検証中に、発生パルスのパルス幅やパルスドライブ回路を結果を見ながら調整して最適化を目指した。
結果、10mA程度の動作電流で大きな改善効果を出せるようになった。
また、同時に、市場性も検討し、電動フォークリフトをはじめとする建機向けの市場が大きいことが見えてきた。12V毎に複数設置する方法もあるが、フォークリフのバッテリは、2Vセルが24台直列に溶接されており、容易に電極にアプローチできない。やはり、48V対応の機器が求められることが明らかになった。しかし、12V用を単に48V用に変更するだけでは、延命・再生能力が低下する。バッテリ電圧に応じてパルスの最適設定が異なることも明らかになってきた。

前回へ  次回へ

(Visited 588 times, 1 visits today)
スポンサーリンク

シェアする

フォローする