リビングのシーリングライトを直流電力のLEDに切り替えてから早3か月余り。
電気代は月4000円程度の低減と大きな効果を上げているが、一つ不満なところが。
パワーLEDをもともと設置していた蛍光灯シーリングライトのベース部分に追加で張り付けているのだが、LEDチップはその構造上すべて真下を向いている。LEDチップのデメリットは正面方向以外に光があまり拡散しないこと。部屋の壁面天井付近がどうしても薄暗くなってしまう。
そこで、壁面上部に間接照明を設置することで、そんな薄暗いところに逆にアクセントを付けられないかと検討。
秋葉原でもよく見かけるテープLEDという細いテープの上に等間隔にLEDチップが設置されたものがある。これを利用して間接照明を実現しようと購入。RGBフルカラー版テープLEDと暖黄白色版テープLED、それにリモコンを購入。テープは5m単位で売られているので、5mのテープとRGBコントローラをまとめて購入したのだが、eBayではわずか2000円弱。いつものことながら、安さに感心してしまう。
このテープLEDは、テープの上にチップLEDと抵抗が表面実装され、3個で1セットとなっているものがたくさんつながっているもの。電源は直流12V。5mで6Aも出力を食う大食らいだ。
ドライブ回路は、DC48Vから12Vに変換するDCDCコンバータを利用するが、これまでに開発したものは2A程度までしか電流を吐けない。これを6A程度まで吐けるようにMosFETとインダクタを交換すれば、理論上はいけるはず。
早速改造して試したところ、5m全体のまま点灯。いい感じ・・・と思っていると、しばらくして消灯。あれ~~~?暫定的にFETに付けたヒートシンクはちりちりに熱くなっている。
DCDCコンバータを確認すると、ヒューズが飛んでいる。さらに、FETが導通状態。限界以上の電流が流れてしまったようだ。幸い、それ以外の部分は無事だったので、部品を交換して今度は慎重に検証。
電圧を9Vに落として接続。それでも、そこそこ明るく点灯する。電流値は1Aに満たない程度。この状態では長時間給電しても、特に異常は見られず。電圧を徐々に上昇させると、電流もそれに応じて増加。10.5V程度で3A。明るさもそこそこある。安全も考慮し、とりあえずは、このあたりで利用することにしよう。
石膏ボードの壁面なので、壁裏の木の位置を壁裏センサで調べつつレールを固定し、その上にテープLEDを設置、端に電源を固定して完成。
電源部分はこんな感じ。
シーリングライトとコラボさせ、RGB調光モードにすると部屋の雰囲気も大きく変わる。
メインのシーリングライトの照度を落とすと気分はバーラウンジに。。。。これで、お酒もおいしくなろうというものだ。