テープLED照明を壁面に設置するため、石膏ボードの裏の垂木を検知するため、プチ開発で壁裏センサを試作中。
使い慣れた組込み用マイコン、PIC12F1822には、静電容量センサが搭載されている。一般にはタッチセンサとして利用することが想定されているようだが、壁裏センシングにおいても静電容量変化を利用するという機能として応用できそうだ。ただ、タッチセンサの場合は人の指による静電容量変化に対して、壁の裏にある木材がどの程度の静電容量変化を起こすか、実際に試してみないとわからない。それはまあ、カットアンドトライということでやってみよう。
基本的なハードは、PICの足にセンシングするための金属板を接続するだけ。今回は、銅箔テープを利用してみた。
そのほかに、状態を表示するための液晶画面とLED、それから、外部からのアクションを入力するプッシュボタン。これらを考えると、過去に作ったカメラのシャッターテスタの基板が転用できそうだ。回路、パタンを確認すると、バッチシ。
さっそく組込んでみた。ケースは、今回は半透明のもの。これは、ダイソーで売っている糸ようじのケースの流用。このケースは、いろいろな工作に利用できるので、重宝している。
完成したのがこんなかんじ。
左は動作確認のためのブレッドボードバラック、右が基板に搭載してケースに組み込んだ完成版。なかなかよろしい。単四乾電池1本で動かしている。感度は変化量の閾値の大きさに応じて3段階に設定できるようにしてみた。閾値については、いろいろと試す中で最適値を決めればよかろう。
ついでに、電源を入れたまま放置すると一定時間後にスリープして電池の消費を抑える機能も搭載。なかなかよさげである。