分電盤の動作検証も1ヶ月を超え、細かい不具合も概ね解消されてきた。そろそろ覚悟を決めて設置することにしよう。設置してしまうと、それ以降は、内部の機器の補修などは極めて面倒なことになるが、いつまでも検証ばかりしてても役に立たない。こういうときには、エイヤッでやるに限る。
先ずは、これまで検証するためにベランダに設置した太陽光パネルから、1Fの実験室まで、単結晶用と薄膜用の2系統の配電線をおろしていた。このケーブルは、太陽光パネル用にお高いものを購入したので、再利用しなければもったいない。ベランダの屋根として設置した4枚のパネルからそれぞれ分電盤までプラスマイナス2本ずつのケーブルを配線し、何とか足りてホッと一安心。
次に、配電盤を壁面のベースにビス留め。配電盤が結構な重量になってしまったので、一人で作業をするのが結構つらい。それでも、何とか頑張って綺麗に固定できた。
次は、負荷側の配線だ。
1Fの実験室と門灯用バッテリに1本、1F洗面所経由で1F洗面所やリビング用に2本、2Fの照明用に和室に1本の配線が既に設置してある。それに、分電盤の負荷側のブレーカを接続すれば、分電盤の設置完了だ。
配線を結束帯で束ねて見てくれを綺麗にしてハイ、完成。なかなかグッド。
4つの太陽光パネル用DCDCコンバータの動作を1台ずつ確認。
先ずは、薄膜用1号機から。ブレーカーオン!!
おや~~~~? 50V程度に直流バス電圧が上昇するはずが、電圧計のメモリはぴくりとも動かない。オイオイ・・・ LEDで動作状況を確認すると、正常に動作しているように見える。なんてこったい。。。。
とりあえずは、そのままに、薄膜2号機の動作検証に。こちらは、特に問題なく正常に立ち上がることが確認された。
続き、単結晶用1号機、2号機も特に問題なく立ち上がることが確認された。
結局、いちばん最初の薄膜1号機だけが不具合発生か。。。。。
仕方ないので、ばらしてテスターで各所の電圧をチェックすると、最終端のダイオードの前までは正常に電圧が出ているようだ。ダイオードが何かの拍子に壊れたか、足の接触不良か。分解して観察すると、ダイオードを基板に固定しているハンダにクラックのようなものが。。。テスターで当たると、抵抗値がふらふらする。これは、明かな接触不良のようだ。
ダイオードの放熱版をヒートシンクにビス留めする際、ビス穴の位置に合せるため、ダイオードの足を少し曲げた際に発生したものと思われる。注意したつもりでも、どうしてもこのようなことは避けられないので、今後もくれぐれも注意しようと心に誓う。
半田付けを念入りにやり直したところ、正常に動作するようになった。
苦労して分電盤に組込んで、動作確認して、ようやく完成。やれやれ。ま、多少のトラブルはあったが、何とか正常に全て動作するようになって先ずはめでたしめでたし。