PV用DCDCコンバータ開発(86) 早朝起動時の不具合

実際の運用における不具合を検証しているが、この終盤に来て、あれこれと発生してきて少々うんざりモードである。

太陽光パネル用DCDCコンバータは、通常は電源を入れっぱなしで、パネルの発電力が高まると、自動的に電源がONし、弱まるとOFF(スリープ)するように作っている。明け方、空が明るくなって行くにつれて自動的に立ち上がることを想定している。

明け方5時ぐらいに、空が明けつつある時間に動作検証を行わなければならないので、これは辛い。眠い目をこすりながら、DCDCコンバータの動作を見ていると、空はそこそこ明るくなっており、パネルの出力もDCDCコンバータ起動には十分な電圧が出ているのだが、起動と同時にスリープしてしまうという現象が発生。う~~む。。。。

再現性があるので、その現象を追い掛けてみると、電源が入ろうとする際に、入力側コンデンサに充電されるが、パネルの発電力がまだ弱いため、充電が完了するまでのほんの短い時間ではあるが、入力電圧が低下しているようだ。その間にPICマイコンは、入力電圧を測定し、起動電圧に達していないと判断してスリープしてしまうようだ。

ということは、起動直後に少し時間をおいてから入力電圧を測定するようにすればこの異常は回避できると考え、プログラムに200msほどウェイトを挿入してみた。ビンゴ!!

これにて一件落着と相成りました。

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