コイルを理解する(1)

スイッチング回路では、スイッチ素子とともに重要な働きをするのがコイル。

技術屋さんの世界では、インダクタとかリアクタとかとも言う。慣習的に、大電力を制御するような場面で使われるものがリアクタと言われ、無線機などの周波数を扱う場面で使われるものがインダクタといわれるらしい。

コイルは、導線をぐるぐるばね上に巻いたものであり、電気回路の教科書では、直流回路では単なる導体とみなされるが、交流回路では抵抗的な動きをすると説明されている。

それでは、太陽光発電や蓄電池など、直流を扱う回路では、コイルの出番はないかといえば、そんなことはない。ここに、教科書と実際のギャップがあり、一般人の理解を妨げる大きな壁があると思う。現に、私自身もコイルのことが今一つ理解できていない。

しかし、DC/DC変換で電圧を変換する場合や、インバータで直流を交流に変換する場合には、極めて重要な働きをする。というか、最も重要になるのがコイルである。電力変換技術を理解するには、コイルの挙動は避けて通ることができない。

いろいろとネット上で情報を探してみたところ、サガミエレキが以下のサイトで良質なコイルの解説書を公開してくれている。

http://www.sagami-elec.co.jp/jp/techinfo/techinfo.php

たいへんありがたいことだ。

一般的な理解は、こういうドキュメントである程度は進むのだが、それでは、実際に自分がいじっている回路では、どのような動きをしているのかを理解するのは、なかなかに難しい。

そこで、少し、気合を入れて、コイルを勉強しようと思う。その経過などをここにレポートするつもりだ。諸兄の参考になれば幸いである。

まずは、予告編として、上記のサイトのコイルを使う人のための話に目を通されることをお勧めしよう。(う~~~ん。。。他人任せだが。。。。でも、良書なので良しとしよう)

次回へ

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