ガラパゴスの残骸

日本メーカの太陽光パネルのケーブル先端についているコネクタは、ゴムで雨水の侵入を防ぐ構造となっているMC3というタイプ。しかし、秋葉原や通販でこのコネクタを入手することはほぼ不可能。

一方、主に海外製のパネルに付いているのはMC4というプラスチック製でロック機構を有するタイプ。これは、秋葉でも入手できるし、通販でも安く入手できる。ドイツの信頼性が高いといわれているソーラーワールドのパネルにも採用されているので、信頼性については大丈夫と考えられる。

国内の太陽光パネルの流通は、業界内に閉じているといわれ、一般人がパネルを直接入手することは極めて難しい構造となっている。また、コネクタも入手が制限されているということは、業界を挙げて、勝手にパネルを技術検証することを拒絶しているのか。だからインターネット上にも、パネルを直接いじるようや技術記事が少ないのか。そんなことまで考えてしまう。

今の時代、業界が閉鎖的にして情報統制したとしても、情報はどこからかしみだすもので、完全な囲い込みは難しいと思う。そもそも、技術的なノウハウをどんどん蓄積して、日本としてグローバル世界で生き抜いていかなければならないはずなのに。なんだかなぁ。。。。。太陽光発電の世界もガラパゴスとなり、グローバル世界で負けてしまうことがないように願うばかりだ。

前置きはそのぐらいにして。

入手した3種類のパネルのうち、シャープ製2種類にはMC3、NexPower製にはMC4がついている。

今後、実験でケーブルを頻繁に差し替えることを考えれば、すべて同じコネクタがついていたほうが便利だ。そもそもMC3コネクタは入手困難なため、すべてをMC4に揃えることにした。シャープ製のパネル4枚のコネクタをMC3からMC4に付け替える作業を実施。これで3種類のパネルのケーブルが共用できるようになって作業効率アップ!

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