SDカード寿命チェッカ(3) SDカード寿命情報の取得

SDカードアクセスの環境が整い準備は完了した。次は、いよいよSDカードの寿命情報の取得テストだ。

基本的な方法は、コマンドを発行してその後決められたプロトコルでデータを送受信するというもの。他のコマンドと同じように手順を指定するだけだ。

寿命といえばあとどれくらいの期間使えるという情報が欲しいところだが残念ながらそうではない。寿命情報は1バイトデータとして取得される。値が大きいほど寿命が長く、小さいほど寿命が小さいということ。この情報をどうやって寿命に換算するのか。

SDカードの使用方法は利用者によって異なるため、期間を正確に提供することは困難だ。そこで、SDカードの利用環境で寿命値がどう減少するかを見て、その結果あとどれくらいの期間でダメになる(値が0になる)かを判定すればよい。

ブレッドボードでの動作確認ができたので、実際に基板に回路を組んでSDカードライフチェッカの試作機を作成してみよう。

ケースは手元にあるのが55x55x30mmとコンパクトなものだったので、それに納めるため50x50mmのユニバーサル基板にPICマイコン、SDカードコネクタ、LCDモジュール、プッシュスイッチ、電源等を乗せるため非常に窮屈になってしまった。それでも何とか完成させて動作確認を行ったところだ。

UIについては、いろいろ意見があるところだが、とりあえずは横バーの長さで残り寿命の長さを表示することとした。左は寿命情報を読み取っているところで、右が読み取った寿命によって横バーを表示したところ。このSDカードは、ほとんど新品で寿命が十分に長いことを表している。
 
いろいろなSDカードで試してみたところ、特定のSDカードでは正しく情報が読めずにエラーとなる現象が確認された。どうも、ボタン電池では電流不足で読めないカードがあるらしいことが分かってきた。非常措置としてボタン電池を2個並列に並べて試したが、ある程度は回避できたが、それでもエラーが出る場合がある。結論としてSDカードリーダにボタン電池では電流容量が不足するということ。単四電池の昇圧などに変更する必要がありそうだ。

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