オフグリッド電力システムの導入(1) 導入要望を受けてしまった

開発中のオフグリッド電力システムをぜひ導入したいという申し出を受けた。社会福祉法人を運営する方で、災害等で停電になった際の非常電源として利用したいとの事だ。
知人の知人ということで、ありがたい話ではあるが、逆に失敗できないというプレッシャーの方が大きいかも。しばし悩んだが、多少のリスクは覚悟してでも、先に進むにはやるしかないと腹をくくった。

導入場所は大阪市内。私の居住する横浜からは遠く離れた場所なので、何かあったらすぐに飛んでいくことができない点も躊躇の理由だった。

しかし、腹をくくったからにはきちんと動くまで責任を持たねばならない。

実際に現地を視察し、システムの構成や設置場所について検討した。設置するのは6階建てのビルとのこと。オフグリッド電力システムは、6Fと5Fのフロアに設置したいという。

屋上に太陽光パネルを設置するとなると、パネルを固定するために屋上にボルトを打たねばならない。そのために既存の防水シートをはがさねばならず、往々にして後々雨漏り等のトラブルが起きやすいと聞いていた。そもそも、屋上には菜園があり、パネルで蓋をしてしまうことが難しい。

ビルの南側にはぴったりと隣のビルが建っている。

いろいろな可能性を検討した結果、東面のベランダの手すりの外側にパネルを設置することに決定。
蓄電池はベランダに設置。分電盤等はベランダの壁面に設置ということが決まった。

しかし、配線や機器設置工事は誰にお願いすればよいのか。それが一番の大きな課題だ。

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