直流給電によるLEDシーリングライトのモジュールを設計してみた。
秋月電子通商(自作派には超有名なパーツショップ)で高輝度白色チップLEDが安価で売られているので、それを流用して、消費電力の少ないLED照明を実現しようと思い、リビングでも使えるレベルの明るさで設計した。
3200ml(ルーメン)だと、少々暗いかもしれないが、モジュールを並列で増やすことが可能な設計にしてあるので、実際に灯してみて調整しようと思う。
ついでに、PWMにて、明るさをボリューム可変にしてみた。これが、赤外線リモコンで操作できるようになると、かなり便利なのだが、それは次の課題にしておく。
試しに32LEDのモジュールを作ってみた。楊枝と比べると、その大きさが分ると思うが、なかなかにしんどい作業。ぼけ防止にはもってこいか・・・(^_^ゞ
今週末に点灯実験やってみて、うまくいったら3モジュールを追加で作り灯してみよう。ちなみに、このモジュールに少々ごついヒートシンクをだかせてきちんと放熱対策する予定。
ここで使っている3×1.4mmのチップLEDは、液晶テレビのバックライト用に開発されたものらしい。消費電力が小さい割に輝度が高いので、こんな流用方法もあるのではないかという一つのアイデア。
回路図にも示したが、このモジュール4つで合計128個のLEDを点灯させる。トータル消費電流が約700mA、電源電圧が50Vなので、0.7A×50V=35Wの消費電力となる。
40W電球で概ね500lmの明るさなので、電力はやや少なくて6倍以上の明るさということ。なかなかにエコだ。
最近アイリスオオヤマの参入によって価格がかなり下がってきたLED電球だが、AC(交流)100VからLEDのための直流に変換するAC-DCコンバータで電力ロスする。直流給電でかつ電圧変換せずにLED照明で利用することは、電力ロスがほとんど発生しないため、ケチな私にとっては非常に理想的なものとなる。