正月休みに入ってもなかなか時間が取れない中、掃除をしながら基板の部品配置図をイメージし、休憩時間に基板にパタンを描き、細切れの時間を積重ねて、ようやく二号機完成。
左下:二号機 右下:初号機 上:ブレッドボードのロジック回路
初号機は、いろいろな実験を目的として設計したため、容量的には20Aも流せるオーバースペックなものだったが、DCDCコンバータがずいぶん解明できてきたので、二号機はNexPower社薄膜タイプの高電圧/小電流パネル向けにコンパクトな設計をしてみた。
PchMOSFETは、相応のもの(2SJ380)に、ショットキーバリアダイオードも電流容量が小さいけれどもロスの少ないもの(FMB-26L)に変え、基板自体もコンパクトに、裏面実装していた部品は表面に移動し、完成時の美しさを多少は気にして作成。
基板カッタで溝を掘りパタン作成。各パートの短絡をチェックし、銅のサビ防止のために半田コーティングし、部品を実装。。。
ところが、実装してから短絡チェックをしたら、グランドとショート発見。。。。パタンのどこかでブリッジしてるらしいのだが、老眼の目には細かいところを見るのがつらい。。。。
なかなか判明せず、結局、ダイオードをはずし、インダクタをはずし、問題のパタンパートを特定して、そのまわりを徹底的に基板カッタで再度ミゾ掘り。。。ようやく、短絡が回避された。
気を取直して、初号機と入替えて動作確認。ドライブ回路は、初号機用のブレッドボード上に作ったものがそのまま使えるはずなので流用。
電流センサを20Aものから5Aものに変えたので、測定値はちょいと変な値、大きめに出るので実際の電流値より小さいところで制限がかかり、壊れる心配はない。
煙が出ないことを祈りつつ、パネルの55Vを入力に繋ぎ、バッテリの24Vを出力に繋いた。とりあえず、部品がはじけるような最悪の状況にはなっていない。ロジック回路のスイッチをおそるおそるONに。。。。
おおぉっ! 何か動いているぞ。特に問題なさそうに、動き始めた。FETは、そこそこ発熱しているが、ヒートシンクをファンで冷せばきちんと冷えるので、特に問題はなさそうだ。年の締めくくりとしては、なかなか上出来である。