鉛蓄電池復活装置一次試作(2) 基板起し

バッテリの復活器のバラック検証が済んだので、運用ボードを作成した。

今までは、DIPタイプのICがある場合は蛇の目基板を利用していたのだが、配線が多くなるためノイズの問題がある。基板にパタンを起すとなると、ICの足の間隔の狭さが問題になる。DIPタイプICの足の間隔は2.54mm。パタンをレジストペンで描いてエッチングするのであれば、それほど問題にはならないのだが、手作業で銅箔を基板カッタでこそぐ方法だと可能なのか? トライして確認してみた。

先ずは、回路図をパタン図に落さなければならない。何度か下書を繰返して、概ねパタンができたら、銅箔面にパタンを描き起し、基板カッタで銅箔を剥がしていく。できたら、パタン間のブリッジ(電気的な短絡)が無いか確かめ、部品の足を刺す穴をドリルで開けていく。そこまでできたら、銅箔面をスチールウールで磨いて汚れを落し、フラックスを塗り、半田でコーティング。最後に、パタン間のブリッジを確認して完成。ここまでで、隙間時間を見つけながら作業して1日がかり。

s-コピー ~ 20130623バッテリパルサ001  s-コピー ~ 20130623バッテリパルサ002

あ、、、バッテリパルサとは鉛蓄電池復活装置のこと。一般にそんな風に呼ばれている模様。

(既製品利用者) 同じ原理だと思うのですが、車の鉛蓄電池に「のび~太」という怪しい装置つけてます。かなり効果があるようですね。5年目ですが普通に使えてます。とはいえ、ディーラーからは定期点検の度に鉛蓄電池が劣化してるから取り替えろといわれます。うざい客だと思われるのもいやなので、ディーラには問いただしてませんが、いったい何が劣化してるんでしょう?

(私) このサイトを見ると良心的な情報が得られます。
http://www.infuse-net.com/bt-faq.html
「サルフェーション」は「硫酸鉛」が電極表面に析出した状態。電極が邪魔ものに覆われてしまうため能力が低下するという物理現象。車だと、振動があるので、定置型よりは析出を抑えることが可能と言われています。それでも、長く使っているとどうしても発生してしまうようです。それを、高電圧パルスで電気的衝撃で除去してやるというのがパルサーの原理です。ただし、万能ではないと思います。検証結果はレポートしていきます。
www.infuse-net.com
バッテリ再生についてよくあるご質問 |株式会社インフューズ   2013/6/23

(既製品利用者) 情報ありがとうございます。劣化の主な原因となるサルフェーションを取り除くというのはわかっているつもりなのですが、1ユーザとしては、他の劣化要因に何があるのか、結局どれくらもつのかに興味があります。買うきっかけとなった情報 http://kunisawa.txt-nifty.com/kuni/2010/05/post-fb87.html によれば、9年もった事例も報告されています。自動車とは使用条件がだいぶ異なると思いますが、9年後のレポート、楽しみにお待ちしております。:-)
kunisawa.txt-nifty.com
のび~太をぜひ: 国沢光宏
けっこう慎重なタイプなので、実効が求められる製品のは自分で納得しないと紹介しない。さて。『のび~太』という脱力系ネーミングのバッテリ延命装置の存在を知ったのは

(私) 9年ですか。。。まだ、興味が続いていたらね。。。(^_^ゞ

前回へ  次回へ

(Visited 1,111 times, 1 visits today)
スポンサーリンク

シェアする

フォローする