PIC版シャッターテスタ (7) 基板設計

正確な時間測定ができるようになったので、パタン基板を作成してみよう。

先ずは、回路図からパタン図への変換である。

ShutterTestor

部品には、いろいろな形状がある。それらを考慮し、基板上に綺麗に配置し、回路図の通りに結線をすれば、論理的には動くはず。ただ、意外と、そうもいかない場合が多く頭を悩ませることになる。そんな、イヤな想像はさておき、パタンを作ってみよう。

利用するのはフリーのパタン作成ソフト。回路図作成と同じく水魚堂さんが提供してくれているMBEである。初心者でも比較的容易に使いこなすことができるコンセプトで設計されている。機能は多くはないが、基板屋さんにオーダーすることもできる必要な機能は網羅されている。

ハウジングするケースに合せて基板の大きさを決め、部品を配置し、配線をしていくと、こんな感じでできあがる。

ShutterTestor004-01ShutterTestor004-02

左が表パタン、右が裏パタン。両方とも表から見た図として作成しているので、裏パタンの文字が裏返しになっているのがお分かりかと思う。上の小さな基板は、液晶パネルのピンを一般的なインチピッチに変換するインタフェース基板。秋月で400円で売られているので、同様のものをシャッターテスタ用にコンパクトに作ってみた。

これを基板屋さんへの発注用のガーバーデータとしてzip圧縮して、インターネットからオンラインで申し込んでzipファイルを送れば2週間ほどで基板となって送られてくるサービスがいろいろとある。以前も紹介したが、中国では、超格安のサービスがあり、個人で趣味で利用できる。

今回も、前回同様、FusionPCBにオーダしてみた。さあて、どんな具合にできあがるか楽しみだ。

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