スマホ用充電器開発(9) PIC開発用簡易ICE

基板は、原価コストを下げるべく、オーバースペック部品をできるだけ使わない設計としている。PICマイコンも、基板上はPIC12F1822という8本足のIC部品だ。8本ということは、2本は電源に利用するので、残り6本しか信号線がない。入力電圧、出力電圧、出力電流、FETの貫通電流を測定し、FETのゲートをPWM制御し、状態をLED表示する。これだけで全ての信号線を使い切ってしまう。

しかし、動作確認を行う上で、状態を知る手立てがLED1個だけというのは少々心もとない。できれば、諸々のパラメータの値を同時に確認したい。

そのために、デバッガーと呼ばれるものが使われる。私も、PICKit3というPICライター/デバッガーを利用している。しかし、リアルタイムに40kHzのPWM制御を行うような用途では、ステップ動作でデバッグすることは不可能。そんなことしては、FETが壊れてしまう。

さあてどうする。。。。

ここで活躍するのが、ICE、インサーキットエミュレータと呼ばれる装置。PICマイコンのソケットの信号を外部に引き出し、デバッグする仕組み。しかし、専用のICEなんて、とても私には手が出ない。6万円が高価かどうかは判断の分かれるところだが・・・・

そこで開発したのが、超簡単安価ICEもどき。

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構造は簡単。基板のICソケットから信号線を引き出し、PIC12F1822と構造的に同等でありながらインタフェースピンの多いPIC16F1823に接続し、液晶ディスプレイとつなげたもの。必要に応じて、分圧抵抗やLEDを配置することもできる。これだけの構造だが、文字情報としてパラメータの値が確認できることで劇的に状態の把握が楽になる。こいつをもう少し汎用的に拡張して、基板を起こしてキット化しようなんてことも構想している。

以前は、液晶ディスプレイはパラレルインタフェースで接続していたため、これでもピン数が足りずに苦労したが、I2Cインタフェースの液晶ディスプレイが販売され、インタフェースの足は2本で良くなった。しかも、安価で手に入るようになり、たいへんありがたい。秋月電子サマサマである。

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