インテリジェント鉛バッテリ延命復活器の開発(10) 最終回

バッテリ延命復活器の開発をレポートしてきたが、無事に完成を見たので今回を最後とする。現在は、自宅照明用の定置バッテリと車のバッテリに設置して評価を行っているところだ。

s-P_20150613_164231

自分の作った機械を車に接続して、少々の不安はあるが、覚悟を決めてやるっきゃない。

設置後、特に変わったところは起こっていないので、今のところは大丈夫なのだろう。エンジンがかかっているときはダイナモが発電するので、端子間電圧は14V程度に上がり、バッテリは充電状態となる。その状態では20kHzでおおよそ50V/3~5A程度のパルスを発生させるため、回路に最も電流が流れることとなる。その状態が長時間続くことが延命復活器にとって過酷な動作となる。つまりは、車のエンジンを長時間かけ続けることで耐久試験をすることができる。

s-P_20150531_170443_HDR

先日、姫路まで車で行く用事があり、片道7時間のドライブとなった。1日あけて帰りに8時間。さらに、往路は雨中の耐久試験となり、雨水が侵入しなことも併せて検証することができた。途中で火を噴かれたらたまらないのでサービスエリアで確認したところ、特に問題なく動作していることを確認した。筐体の温度は、定置型で利用しているときはほんのりと温かくなるのだが、高速走行による強制空冷によってよく冷やされ、温度上昇はほとんどないようだ。

無事にターボモード長時間動作にも耐えられることが確認されて一安心。

しばらく、設置して様子を見ようと思う。

ただ、車を検査に出すときには取り外さないとならないので、それだけは忘れないようにせねば。

以上で、開発レポートを終了とする。今回は、超低消費電力を実現するために、クロック変更、スリープ、タイマー割り込み、など、ノウハウ満載の制御プログラムとなったため、公開は控えさせていただく。

具体的な指標で評価に寄与したいという方がおられたら、申し出ていただければ貸与させていただこうと思うので、コメントを頂ければ幸甚である。

前回へ  次回へ

この後、さらに試作・評価を経て2017年4月に商品化に至った。その経緯はこちらで紹介しているので、興味があれば参照のこと。

(Visited 759 times, 2 visits today)
スポンサーリンク

シェアする

フォローする