PV用DCDCコンバータ開発(88) 直流分電盤組立

PV用DCDCコンバータが4枚のパネルそれぞれについて完成した。なんと、開発を思い立ってから3年もかかってしまった。主に週末しか作業をする時間がなかったことを良い訳にしつつ、よくこれだけの期間、地道な検証作業が継続できたことにも驚きだ。なには、ともあれ、当初の目的である家庭内の電力の一部を太陽光パネルでまかなうと言うことがまがりなりにも実現しそうなことは嬉しい限りだ。

ごたくはこれぐらいにして、直流分電盤では、4枚のPVパネルが発電した電力をそれぞれのMPPT機能付DCDCコンバータを介してDCバスに約50Vを供給する。構造的に、4枚のDCDCコンバータ基板と、大型のヒートシンクを最初に組合わせなければならない構造。ちょっとメンテナンス的には難ありなのだが、試行錯誤で作成しているところもあり、致し方ない。左が表面で右が裏面。スイッチFETとショットキーバリアダイオードから鋼板のL字アングルでヒートシンクに放熱のための熱結合をしている。FETとSBDとL字アングルの間はeBayで調達してあった放熱用パッドを利用し、L字アングルとヒートシンクの間はシリコングリスで密着させ、4mmビスでがっちりと固定した。

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ウォルボックスに組込んだら、こんな感じ。

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バスは銅のバスバーで構成し、そこから各負荷にブレーカを介して電力を共有する。

をるボックス内の全体はこの通り。

s-RIMG0012

バスバーの下部は出力用のケーブル接続用で、DINレールの空いたところには出力用のブレーカを配置する予定。

PVは日中しか発電しないので、夜間や、PVの発電では足りない場合のために、蓄電池からの電力供給もおこなうつもりだが、このDCDCコンバータは、現在作成中。充放電を自動で切換える方法については、概ね構想ができてはいるのだが、まだ未検証。まだまだ先は長そうだ。

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