メイカーズ塾実習 シャッターテスタ作り(5)

しばらく間が空いてしまいましたが、思い出すためには、前回の記事をご覧下さい。

今回は、フォトトランジスタを4つに増やし、フォーカルプレインシャッターの縦幕、横幕にも対応する形に拡張してみたいと思う。

一 眼レフで一般に用いられるシャッターは、先幕を後幕が追い掛ける形でフィルムフレームを横切る。シャッタースピードが速いと、先幕が走りきらないうちに後 幕が追い掛けるため、スリット状に露光されることとなる。幕の速度は、最初と最後では微妙に異なることが想定されるので、スピードを測定する位置によりば らつくことが考えられる。

ArduinoShutterTester02  ArduinoShutterTester03

そこまで、正確に測定できるようにするために、センサを複数配置する必要がある。幕の走る向きに横と縦があるため、センサを対角線上に配置すると、どちらの場合も測定できることとなる。

それでは、実際の回路イメージである。前回の1センサバージョンを複数並列に繋げればよいので、それほど複雑ではない。

ArduinoShutterTester01

さて、これを正しく制御するためのプログラムは、どう作ればよいか。少し意地悪のようであるが、次回までの宿題としよう。

いろいろな方法があるが、ここでは勉強のためにシンプルな構造を考えてみたい。

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