スマートプラグを改造し、外部の電流センサと接続できるようにした。
そこに、大阪市立大で開発中の磁性エネルギーセンサを接続することになった。
パーマロイと言うカセットレコーダのヘッドに使われていた部材を磁界測定に使うというアイデアが具現化したもの。
「多機能エネルギーセンサによる革新的省電力ソリューション技術の開発」
更に、測定対象の導体を複数のセンサで取り囲むことで、測定精度が飛躍的に向上するという。今回は、3つを三角形に構成し、その間に導体を通して実験ボードを開発した。
測定誤差は、概ね±2%と、なかなか優れた性能を示してくれる。ただし、センサと導体の距離が測定結果にクリティカルに影響するため、調整作業がかなり煩雑だ。
その辺り、まだまだ改善の余地がありそうだ。今後の発展が楽しみである。
本ボードは試作発注を頂いたところに納めて手元になくなるため、このシリーズは一旦終了する。
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