第二種電気工事士技能試験

昨日は、猛暑の中、第二種電気工事士技能試験だった。会場は、渋谷の貸し会議室のフォーラム8というところ。これまでの試験は一種も含めて全て大学だったので、多少は机の広さを期待したのだが、結果は同等。ただ、一種の技能試験よりは、少しは窮屈さはましだったかというところ。

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試験開始前30分ほどの風景。まだ、受験者は半分ほど。私の周囲は、高卒の若者よりも、少し年を召した方や女性などが多かったような気がする。

試験時間は40分。結構短い。効率的に作業をこなさないと間に合わない。

事前に候補問題の概要が公開されているので、何度も繰り返し複線図への展開を事前に行って、頭にたたき込んでおいた。

プルボックスや配管が出ると、ちょい面倒だと思いつつ、問題の配られるのを待った。

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配られた問題は、こちら。極めて一般的な、一般用(一般家庭)配線工事だ。電源ラインから、スイッチを介して照明を点滅させるという回路。問題を開いて良いのは「始め!」の合図があってからなだが、事前に表側に記されている部材を見ると、大まかな配線をイメージできる。配線材がVVF意外にエコケーブルがある。色が同じだったら間違えないように注意しないとならない。さらに、表面から、うっすらと単線図が透けて見えるので、それから、実際の複線図への展開、配線の切断長などをイメージし、シミュレーションを繰り返しておく。こうすることで、工事が非常に効率よく行えるはず。

いざ、かけ声と共に、問題用紙を開き、戦闘開始。

先ずは、点滅器(スイッチ)を取付枠に固定。

次に、イメージしていた配線長を問題と照らし合わせて、妥当性を確認し、一気に切断。

エコケーブルがグレーで、VVFと見た目が一緒。しかも、カットした長さも250mmと一緒なので、間違えないように十分注意することを肝に銘じて作業を進める。

次に、引っ掛けシーリング、ランプレセプタクルに、配線を接続。レセプタクルは輪作りをしなければならないが、一種試験で経験済みなので、お茶の子さいさい。

枠に付けた点滅器に配線。これは、3CのVVF。色は、黒を電源側に。赤と白は照明側に。黒は、2つの点滅器の間の渡り線にも。

あとは、接続ボックス内の配線接続工事。ボックスはないので、ボックス位置の配線を100mmほどシールを剥いて準備。

ここまできて配線接続をミスらないように、複線図を注意しながらきちんと描く。特に、コードの色を間違えないように注意。

複線図を確認しながら、差込み型コネクタに被腹を剥いたコードを挿す。

次に、リングスリーブで刻印を間違えないようにコードの芯線の太さを確認しながら圧着。

これで、工事は完了。あとは、配線と部材をかっこよく整形して完了。

事前に十分シミュレーションし、てきぱき作業をしたため、この時点で開始後30分。なかなか優秀。

線材のくずをビニールに入れて、最終的に配線ミスがないか確認して、作業完了。

それにしても、もし、確認時点でミスを見つけたら、かなりのパニック状態になってしまうと思い、ミスをしないように作業をすることの重要性を実感。

さて、結果は9月の上旬に発表とのこと。首を洗って待つ以外にないが、いまさらできる事がある訳でもなく、気持ちを切換えて、これまで落ちつかずになかなか出来なかった作業に取りかかるとしよう。

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