PV用DCDCコンバータ開発(84) 直流分電盤

直流給電の中心となるのが直流分電盤。一般の家庭にもある交流分電盤を参考に自作してみた。直流分電盤なんて商品が、そもそも存在していない(もしかしたらあるかもしれないが、数な売れないので高価に違いない)ので、作らざるを得ないのだが。

太陽光パネルからの配線をPV用DCDCコンバータで受けて、その出力を50V直流バスとして家内の各所に配電する機能を持たせる必要がある。連携させる鉛バッテリの充放電DCDCコンバータは、別途考えることにして。

あまり深く考えずに、2年前にプラスチックのウォルボックスを購入。それ以来、部屋の場所塞ぎとなっていたのをようやく開封して、内部の作成に取りかかった。

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先ずは、外部からの入力を直流ブレーカを介して電力制御機器(DCDCコンバータ)に接続する。直流ブレーカは意外とお高い。とりあえず、日東工業と富士電機のDC60Vに対応するものを購入してみた。それらを比較し、最終的にはDINレールに取りつけられる富士電機のCP31FMシリーズを採用することとした。DINレールは、eBayで格安でゲット。ブレーカボックス内に設置した様子は以下の通り。

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電力制御機器からの出力は、DCバスラインとして統合するので、そのための銅バスバーを準備する。加工されたものは、かなりお高い。格安、自作を目指す私としては、やはりこれも自作することに。アキバラジオデパート2Fのショップで1m×20mm×3mmのタフピッチ銅角棒を2000円弱でゲット。250mm長に金鋸でカットして、等間隔にドリルで穴を開け、ネジを切り作成。実は、まだタップダイスセットが届いていない(注文中)ので、ねじ切りはしていないが、仮に分電盤内にセットしてみた。

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段違い平行棒のように高さを変えて配線をし易くしてみた。最終的には、保護のためのアクリル板を上に設置して不用意に触れるのを避ける構造にする。

分電盤の中身全体は、こんな感じ。それぞれの部分で、電流は10Aも流さない予定なのだが、できるだけ発熱とロスを少なくするために電線は5.5sqのものを利用した。太いので、ちょっと取り回しに苦労しそうだ。

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これを2Fのベランダの雨の当たらない部分に設置する予定。近々、運用に入れるよう、がんばります。

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