オフグリッド直流電力システム開発(15) バンドソー

基板や金属板をきれいに切断できる機器を少し調べてみたら、バンドソーという卓上型の電動のこぎりがあることを知る。電動糸鋸は、鋸刃が上下するのに対して、バンドソーは一方向に動き続ける。つまりは、鋸刃がバンド型となり、ぐるぐる回ることで切断できる仕組みだ。

今まで、そんなものの存在を知らなかったので、目からうろこ状態だった。が、一方向に動くことで、切断面が美しいということは納得できた。しかし、鋸刃が輪っかになっているため、板の真ん中をくり抜くような切り方は不可能だ。

年明け早々に注文したのがこちら。

プロクソン ミニバンドソー(木工・金工用) (28170)

外観はこんな感じ。

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内部はこんな。

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私が購入したのは、金属を切るためのバイメタル鋸刃がさーぴすで付属しているセット商品。

まずは、基板を切断してみる。外観の通り、平たい板を立てたような形状であり、作業をしようとすると、はなはだ不安定。本体底部にはビス止めする穴が開いており、作業台にきちんと固定して使用するよう注意書きがある。刃物であり、取り扱いを誤ると即けがに直結するので当然だろう。

庭に作業台を出してミニルータを固定し、切りくず吸い出し口に掃除機のホースをつないでセット完了。

掃除機の電源を入れてから、ルーターの電源を入れると、鋸刃が上から下に動き始める。ダイヤルで鋸刃の速度を調整可能だ。

基板は、ガラスエポキシで、それほど固くはなく、直線切りだから、チョチョイのチョイでうまく切れると踏んでいたのだが、そうは問屋が卸さない。作業板に金定規を固定して、それに沿わせて基板をスライドさせれば直線に切れると思っていたが、なぜか曲がって切れてしまう。金定規は作業板に平行にセットしているので、きれいに切れるはずと思うのだが、微妙に斜めになってしまう。いろいろと試しながら確認すると、調整が甘いのか、鋸刃が少し斜めになっているようだ。しかし、まだ勝手のわからない機会の調整個所を変にいじって鋸刃を追ってしまっては元も子もない。

とりあえずは、鋸刃に合わせて金定規を少し斜めにセットすることで、何とか思うとおりに直線切りできるようになった。これだけの数の基板を切り離すのをカッターでやっていては、手がボロボロになってしまったであろう。文明の利器に感謝である。

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